登山に無縁だった男が真冬の甲斐駒ヶ岳登頂に感動し、山のとりことなって山々を廻り、三十年後、鮭が帰郷するように原初の山に辿り着くまでの紀行集。著者の『山の記憶』に次ぐ、旅情と山で出会った人たちとの人情に満ち溢れた「人間讃歌」の諸相を、随所に散りばめた三九編を収録。
1940年青森県生まれ。青森県立野辺地高等学校卒業。青森県警察に奉職のち警察庁。2000年退官。
[著書]『山の記憶』(白山書房 2004年9月)
[所属]深田クラブ、山の本倶楽部
【訂正とお詫び】
《三角点を求めて「空白の山地」を行く》に下記の誤りがございましたことをお詫びし、下記のように訂正させていただきます。
① 238ページ 本文の6行目
深田久弥深田久弥 を削除
この削除につきましては、白山書房の誤りにより著者中谷寳悦郎氏の原稿原本に全く記載がなかった深田久弥氏のお名前が挿入され、著者及び深田氏ご家族等関係者にお詫び申し上げます。
② 239ページ 本文の13行目
誤) 順路=駒城村柳沢より山高を越え
竹藪を越え馬道を行く(以下中略)
正) 順路=駒城村柳沢より山高を越え
川に従ひ馬道を行く(以下中略)
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