本の内容

ポートランドでシボレーの中古ワゴン車「マラバ号」に登山用具を満載して四人の若者が走り出した。まずフッド山北壁を登り、次にレーニア山、ヨセミテでのクライミング。それから一路南を目指した。そこにはアンデスの未踏ルートとアマゾン川源流の川下りが待っている。テントから起き出すと滑走路であったり、ナスカの地上絵の上だったりしながらも、ひたすらパタゴニアへ向かった。ヒッピーとイージーライダーが流行った頃の熱い冒険記録。

心のマグマがうずきだす! 遊びの真理は“自由奔放"

この本の主人公たちは40年余り前の青年たちです。いま爺さんです。でも、変わらずのスタンスで、まだまだ同じように山遊びを楽しんでいます。己の発想、自力実践、好きなことは年代を超えて普遍です。共感を呼び込む、そんな極め付きの面白さです。

──イッテQ登山部顧問 天国ジジイ

著者紹介

溝渕三郎（みぞぶち さぶろう）
（有）ミゾー 代表取締役（登山用具製造販売会社）http://www.mizo.co.jp/（社）日本山岳ガイド協会所属　上級登攀ガイド。チタン製の多くの登攀具を開発した。試作のアイスバイルはアンデスで活躍。ケイビング（洞窟探検）でも活躍する。氷壁ルート多数初登。

與田守孝（よだ もりたか）
（株）勉強堂代表取締役http://www.pura-vida.jp/往年の名クライマーで、谷川岳一ノ倉沢第3スラブ冬季第2登、明星山P6南壁右フェースルート冬季初登などの記録をもつ。現在も毎年アンデスやヨーロッパアルプスを登る。アンデス奥地で「ビルカバンバに幻のインカの都を探す旅」を毎年のように実施する。東京・神楽坂の中華料理店「綏彩」に集う、アンデスグループの中心メンバー。

長篠哲生（ながしの てつお）
私立成城高等学校理科教諭・山岳部顧問（社）日本山岳ガイド協会所属　上級登攀ガイド早稲田大学山岳部で1年間活動後JECC入会。早稲田大学岳文会OB。マラソン、自転車、スキューバダイビング、パラグライダーにもハマる。ヒマラヤ・アンデスでもパラグライダー飛行を実践。

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